プロフィール・メッセージ

2022-2023年度 国際ロータリー第2550地区ガバナー

国際ロータリー第2550地区ガバナー佐貫 直通

佐貫 直通さぬき なおみち

所属
宇都宮陽東ロータリークラブ
生年月日
1951年5月29日
職業
佐貫歯科医院 院長
職種
歯科医

学歴・職歴

1970年 4月  日本大学歯学部入学
1976年 3月  日本大学歯学部卒業
1976年 4月  日本大学歯学部付属歯科病院(歯周病学科)
1977年 3月  日本大学歯学部助手
1978年 1月  宇都宮市にて佐貫歯科医院開業
1978年 4月  宇都宮市歯科衛生士学校実習所講師
1987年     歯学博士学位授与
1988年 4月  栃木県歯科医師会代議員
1994年 4月  栃木県歯科医師会理事
1995年     栃木県歯科技工士国家試験委員
1997年 4月  日本学校歯科医会広報委員
2006年 4月~ 日本歯科医師会理事
2006年 4月  日本歯科医学会理事

ロータリー歴

1993年 4月14日創立  チャーターメンバー
1995年~1996年    クラブ幹事
2001年~2002年    クラブ会長
2014年~2015年    第3グループ ガバナー補佐
2015年~2020年    地区ロータリー情報委員長

その他

ベネファクター
マルチブル・ポール・ハリス・フェロー 3
ポール・ハリス・フェロー
米山功労者 3

メッセージ

Key Message
1.ロータリーの活動を知る
2.ロータリーの歩み(活動)に参加する
3.ロータリーで汗を流し 皆で社会を支える
ポール・ハリスは、初の女性RI会長の誕生を、どのように感じているだろうか?
早かったのか?遅かったのか?
いや、「一人の素晴らしいロータリアンがRI会長になっただけさ。たまたま、性別が女性だっただけさ」というに違いない。
2022年1月20日、ジェニファー・ジョーンズRI会長エレクトは、2022‐23年度のテーマについて講演をしました。ジョーンズ氏は、ロータリーの力とつながりを生かした体験を紹介する中で、アフガニスタンで起きたロータリー平和フェローの活躍による「ロータリーの不思議な力」(Rotary magic)について話されています。昨年、アフガニスタンからの米軍撤退が進む中、一人の会員から、ある若いアフガニスタン人の平和活動家を国外退避させるために力を貸してほしいと頼まれました。最初はどうしてよいかわからなかったものの、「ロータリーの不思議な力(magic of Rotary)」を頼りに、数年前に出会った元ロータリー平和フェローの方に連絡した結果、1日も経たないうちに、その活動家は避難者リストに加えられ、間もなくヨーロッパ行きの飛行機に乗ることができたということです。その経験の中で、ジョーンズ氏は、インパクトをもたらすうえでの唯一の限界は、想像力の欠如とも話しています。
また、ロータリーに多様性、公平さ、インクルージョンを取り入れる努力において、インクルージョンのカギとなるのは障壁を取り除くことで、そのインクルージョンこそが、会員増強のカギになるとも言っています。
増強と同時に会員の維持についても話しています。ロータリークラブは、ロータリーでの参加型の奉仕、人間的な成長、リーダーシップ開発、生涯にわたる友情こそが、目的意識と熱意を生み出します。会員にとって、ロータリークラブが心地よい場所でなければ、ロータリーの本当の意味で理解してもらうことはできないとも付け加えています。
今や世界では、DX(デジタルトランスフォーメーション)やインクルージョン、ダイバーシティ等が一気に進行しています。世界が変われば当然ロータリークラブも変わります。当地区においてもホームページの刷新、月信のオンライン配信、Zoom会議等、世界の潮流に沿った変革をいたします。
世界に誇れる日本人としてあるべき姿、同様にロータリアンとしてあるべき姿を追求し、手段としての変革をもとに、ロータリアンとしての目的意識と熱意からくる奉仕活動の実践を行ってまいりたいと思います。
ロータリアンとしての矜持を持ち続けるには、ロータリーの活動を知り、ロータリーの歩み(活動)に参加し、ロータリーを通して社会を支えていく強い思いが必要です。
会員の皆様方におかれましては、RIの方針、地区の方針に対し、ご理解とご協力をお願いいたします。

地区方針

  1. ロータリーの活動を知る
    ・RI会長方針『Imagine Rotary』を理解する
    ・ロータリーの歴史や自分たちのクラブの歴史を知る
    ・ロータリーがどのような活動を展開しているか調べる
  2. ロータリーの歩み(活動)に参加する
    ・ロータリー活動で出来るところから参加する
    ・友情あるロータリアンになる
    ・IT化、デジタル化に取り組む
  3. ロータリーで「汗を流し」皆で社会を支えあう
    ・自分のできる活動、奉仕に参加する
    ・自分でなければできない活動、行動を見つけて行ってみる

地区目標

会員増強

ジョーンズ氏は、2023年度までにロータリー会員基盤の30%を女性にするというRI理事会の目標達成のタイムリミットが迫っていることにも触れております。
現在、当地区では、女性会員は0.7%ですので、女性会員の拡大に力を注ぎたいと思います。
さらに会員の高齢化が進んでいますので、若手会員や社会構造変化による新しい職業の会員の加入を推進してください。
[目標]各ロータリークラブ 純増3名

ロータリー財団

ロータリー財団への寄付は、3年後には地区に戻り、地区補助金やグローバル補助金になります。
寄付ですので強制ではありませんが、活発なロータリークラブの奉仕活動に重要な財源になりますので、ご協力をお願いいたします。
またロータリーは35年以上、ポリオを世界から根絶するための活動を続け、大きな進展を遂げてきました。
野生型ポリオウイルスは現在アフガニスタンとパキスタンに存在していますが、ポリオを完全に根絶し、他の国々をポリオフリー(ポリオのない状態)に保つことが重要です。99.9%達成しましたが、残り0.1%の実現に向けてご協力をお願いします。
[目標]1人  150ドル ポリオ 30ドル

米山記念奨学会の支援

新型コロナ禍の中、米山記念奨学生は財政的な面で苦難を強いられています。
将来、日本と母国との橋渡しになる奨学生の支援を継続的に行うことには、大きな意義を感じます。
米百俵の精神とも重なりますので、ご協力をお願いいたします。
[目標]1人  19,000円

IT化、DX化への推進

世界では、新型コロナウイルスを機に一気にデジタル化が進行しました。日本では他国に比較して遅れているようですが、アナログの精神の下、手段としてのデジタル化は進めなければなりません。
魅力ある、使いやすいホームページや月信を作成し、ロータリー等の情報を共有できるシステムを作り、ロータリー活動に貢献できるようなデジタル化を推進します。

My rotaryの登録推進

現在、会員登録が40.8%の登録率であります。
My rotaryはロータリーの学びや情報取得、活動ににとりまして欠かせない情報源ですので、地区委員会と協力し、登録推進、及び活用を進めてください。
[目標] 会員登録率 100%

RLIへの積極的な参加

ロータリークラブは、ロータリーでの参加型の奉仕、人間的な成長、リーダーシップ開発、生涯にわたる友情こそが目的意識と熱意を生み出しますと言われます。
RLIは、ロータリーにおける最大の草の根の指導力育成プログラムです。今年度のガバナーメッセージでのロータリーを理解するうえで、重要なプログラムですので、一人でも多くのメンバーがロータリー活動に理解を深め、活力あるクラブ創生に力を出せるよう参加推進をお願いします。

ロータリーの広報活動の推進

ロータリークラブの認知度は、一般の方には低い評価になっています。低いというよりは、存在が見えにくいのではないかと思います。
見えにくい原因として、ロータリーの奉仕活動がクラブのみで行っていることも一つの要因ではないかと思います。
認知度を上げるために、自クラブのみの奉仕活動ではなく、多方面との共同奉仕活動も視野に入れ、広報活動を行うことも視野に入れてください。
特に会員の少ないロータリークラブは、検討してください。

ローターアクトの推進

ジョーンズ氏は、「会員」とはロータリーとローターアクトを指すと言っています。
RIが求めるローターアクトを理解し、あるべきローターアクト、新しいローターアクトを確立し、ロータリークラブと共に活動できるローターアクトを推進しましょう。