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2001年−03年 振り返ってこの2年間、皆様のご支援を頂き、理事職をまっとう出来ました事は、私の人生に取りましても大きな喜びとなりました。心より厚くお礼申し上げます。2年間、理事会、国際協議会、会長主催会議、国際大会、各地域のゾーン・インスティチュート等々出席の為、32回の海外出張その滞在日数は
125日になりました。今までに経験の無い忙しい日々でしたが、同時に大変楽しいやりがいのある2年間でもありました。 一つには、17名の理事仲間のうち大半の人達が、今までにロータリー財団地域コーディネーター、トレーニング・リーダーそして10年間に亘るSAAを通じての親しい友人であった事にも恵まれました。夫婦共々の友人でした。今日も、米国シアトル市からの理事、フロイド・オルソンからは、イチローがオールスターのファン投票でトップに選ばれた事を喜び、メールを送ってきます。 その様な親しみの中で、理事会においても積極的な発言が出来たと思います。2年間の理事会の中で、思い出に残る出来事を列記してみます。
最初に、2001年の規定審議会で、ジェンダーの問題から理事会預けとなり、2001年6月の理事会で廃止が決まったRIの第2モットー「He profits most who serves best」を2001年11月の理事会で、復活させる事に成功しました。日本35地区のガバナーからの強い請願状を背負っての発言でしたが、先ず第一に当時会長エレクトであったビチャイ・ラタクルさんが強力なセコンドをして下さり、このモットーこそが、職業奉仕の基本であることを主張し、理事全員の賛成を得る事が出来ました。その後2002年11月の理事会で、HeをOneにする事が決まり、今後のRI文書には「One profits most who serves best」として載り続ける事に成りました。 次には、2003年2月の理事会で、2004年の大阪大会の登録料が夫婦で400米ドルは高過ぎると言うクレームがイタリーのリノ理事から出ました。私は、早速に日本の良きホスピタリティの象徴であるホテル、タクシー、レストラン全てがノーチップ制であることと、消費税が5%である事を主張、親友のリノ理事に貴方の国の消費税はと質問した所、彼は下を向いて19%と答え、理事会の中に笑いが起こり400ドルは承認されました。
3番目に私が招集者を努めた2001年と2002年のロータリーゾーン研究会が成功した事です。2001年の時には、足利東RCと鹿沼RCの献身的な御援助を頂きました。この事は全国のパストガバナーから賞賛されました。2002年の研究会は大阪で行われましたが、この時初めて「米山記念奨学会」をRI提示のテーマに追加して討議しました。今までロータリー財団に遠慮してか取り上げられませんでした。これは日本独自の世界に誇るべき奨学制度である事を、証明したとして関係各位から高く評価されました。 4番目に嬉しかった事は、過去ブエノスアイレス、サンアントニオ、国際大会の日本人朝食会を準備してきましたが、特に私の理事の2年間、スペインのバルセロナ、オーストラリアのブリスベン国際大会の朝食会には、足利東RCの仲間が8人、13人と大会に参加をして受付をして下さった事です。これは、ビチャイ前会長、ジョナサン会長始め多数出席した理事の皆様からおまえは幸福者だと誉められました。
最後になりますが、理事の2年間、最初の1年は会長エレクトとして、2年目は会長として偉大なビチャイ・ラタクル氏にお仕え出来た事です。これが私の生涯において一番大きな宝と成りました。
それは、一つには、人間としての生き方であり、二つにはロータリアンとしての考え方、活動の仕方でありました。
ビチャイ会長は、人と接するのに何時も明るく人の気を逸らさぬ接し方をされて居られました。その背後には人を愛する見事な気配りと偉大な包容力がありました。今までのご経歴においても、タイ国の外務大臣、副首相という最高の地位に居られたのにも拘わらず少しも威圧的な感じを人に与えませんでした。それでいて、ビチャイ会長は、内には、生き方に対する揺るがぬ信念を堅持されていました。その結果、角の取れた言葉を選び、説得力のある話し方でご自分の意見を明示されました。
私は、兼ねがねロータリーは、その類稀な親睦を通じてその交流の中から自己を磨く道場であると信じて参りましたが、ビチャイ会長との交流の中で一層その思いを強く致しました。私は幸いにも、理事としての任期の終わりに近くなって、4月16日−28日間での2週間、会長に随行して日本列島縦断しての5回のインターシティ・ミーティングの計画から実施に至るまでのお手伝いをさせて頂きました。東京を振り出しに、福岡、小倉、東京、仙台、札幌、青森そして東京と総旅程3千キロを飛行機と新幹線を乗り継いでの旅でした。
5回の講演会と歓迎晩餐会を通じて5500人のロータリー指導者と草の根ロータリアンと握手をし、語り合い記念撮影と休む間もないハードな2週間でした。全ての観光を排除し、ロータリアンと談笑し、会長の信ずる所を伝える事に専念されました。正に会長御自身にて、「Sow the seeds of Love」を日本のロータリアンの中に実践されたのです。5回の講演会の内容は何れもインスピレーショナルなもので、ロータリー活動へのモチベーションを与えるものでした。ここにそのハイライトを略記いたします。
・ロータリーは感動を共有する所から始まる。ロータリーマジックを一人でも多くの人に感じてもらいたい。
・Back to the Basics 今こそポールハリスの原点に戻ろう。職業人の倫理観、職業道徳の高揚、職業分類を見直し地域社会の質の高いロータリアンを迎える様に努めよう。
・ロータリークラブが原点である事を信じ、たぐい稀な友愛の中で自己を磨き、一人一人のロータリアンのボトムアップの力を培って行こう。
・私はあと2ヶ月で会長職を終わるが、その時私は私のクラブ、トンブリロータリークラブの一会員に戻りクラブと地域社会のために働き、生涯をGrassroots Rotarian として貫きたい。
この最後の言葉には、800人を越すロータリアンが、いくら制してもスタンディングオベーションを止めませんでした。
私も理事が終わった今、足利東RCの一会員として働く覚悟で一杯です。
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